そもそも癌とは何者か?
お疲れ様です。
食卓を化学するソウタロウです。
今回は実際に癌を倒すための二つの戦略についてお話いたします。
まずは、物事に対処するために先人の教えから学びましょう。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
この言葉は古代中国の天才軍師である孫子の言葉で、
敵のことをよく知り、自分のことをよく理解している者は絶対に戦いに負けない。
という意味です。
今後一生、私たちは癌という恐ろしい敵と戦わなくてはいけません。
健康に人生を謳歌するとは癌との戦いに勝ち続けると言っても過言ではないのです。
そのためにもまずは敵である癌についてよく知り、
そして自分の生活習慣をよく理解していくことが
これからの豊かな人生の基礎となっていきます。
それでは癌とは一体何でしょうか。
実は、前の記事でお見せしましたグラフに出てくる癌は正式名称ではありません。
癌の正式名称は悪性新生物です。
悪性新生物。ますます恐ろしい名前に聞こえてきますね。
しかし、この悪性新生物という名前は癌の性質をよく表しています。
自分自身の一部だった細胞が反乱を起こし、別の生物として活動を始める。
これが癌の始まりです。
反乱を起こした細胞、もとい癌は周囲に細い血管を網の目のように伸ばしていき、周囲から大量の栄養を略奪しながら自身を増殖させていきます。
患者はみるみるうちに弱っていく一方で、癌はますます強くなっていく。
その様子はまさに寄生虫に全ての養分を吸い取られているかのようです。
この癌を攻め滅ぼす方法は2つあります。
一つが
直接攻撃し、成長する速度よりも速く死滅させること。
もう一つが
癌細胞に供給される養分の流れを断ち切り、兵糧攻めにすること。
この2つの戦略、
実はお医者さんは両方とも対処できるわけではないのです。
お医者さんには決められた範囲の責任とそれを果たす知識しか持っていないので、
範囲外の戦略はみなさんの個人責任となります。
どこからどこまでがお医者さんの責任で、どこからがみなさんが果たすべき戦いなのかを知るのと知らないだけでは、
実際に癌になった時の心持ちは雲泥の差となるのは明らかでしょう。
それでは次は、今行われている医師による癌治療は上記のどちらの戦略をとっているのか、そして医師は一体どこまでのことができているのかについて説明していきます。