ヒントは中華料理にあり

お疲れ様です。

食卓を化学するソウタロウです。

前回は、

お医者さんは癌を予防することはできない。

癌を予防することができるのはみなさんの食習慣しかない。

というお話をしました。

 

今回は、
癌に栄養を与えない食事

とは具体的にはどのようなものかをお話していきます。

 

もし、

初期乳癌を診断された場合

もしくは初期乳癌を診断された方にとって、

最大の不安となる要素は

施術を受ける以外に、

自力で乳癌に対処する術をお医者さんから教えてくれない

ことだと思います。

 

もし、その状況に立たされた時、

何か一つでも自力で対処できる方法があれば、

精密検査までのただ待つだけの

不安な長い時間が

少しは気が軽くなると信じています。

 

そう、

今回の記事は正に、

自力で癌予防をする唯一の方法

なのです!

 

ですので、

本当の本当に丁寧に読んでください。

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その前に、前回の復習からです。

前回貼りました上の図の通り、

癌を予防するということは、

癌に栄養を与えないということです。

 

では、まずは結論から

癌の栄養となる食べ物、それは

動物性タンパク質です。

 

動物性タンパク質を多量にとる食習慣が癌を育てる食習慣なのです。

下のグラフは、

肉や乳製品といった動物性食品

に含まれている脂質量の摂取量と乳癌で死亡した人数の相関関係を示したものです。

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動物性食品を多く食べる人ほど、

乳癌で死亡する人の数が増えてきている

ことが一目で分かります。

 

反対に植物性油の摂取量と乳癌で死亡する人の数の関係が以下の通りです。

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植物性油の摂取量と乳癌の死亡率

には何の関係もない

ことが分かります。

 

この二つのグラフから

食事に含まれる動物由来の食品こそが、
癌を成長させる原因である

という答えが導き出されます。

 

しかし…

癌の原因は遺伝子なのではという話も出てきたはずです。

たまたまアジアの人たちが癌になりにくい遺伝子を持っていて、

欧米の人だけが癌になりやすい遺伝子を持っているのではと…

 

この癌の原因を巡る論争は今から50年前から続けられています。

遺伝子派VS食習慣派

 

このどちらが正しいのかを巡って

50年前に市場最大規模の調査プロジェクトが行われました。

それが、中国全土で行われたチャイナプロジェクトでした。

1975年当時、国家首席だった周恩来が末期癌で死の淵に立っていた時、

中国共産党は癌の真の原因を探るために中国全土規模の栄養調査と癌患者との関係を調査しました。

その結果、驚くべきデータが出たのです。

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これは、中国全土で女性の癌発生率がどこで高いかを地域別に色分けした図です。

色が濃くなるほど、癌発生率が高いことを意味します。

この色が濃くなっている地域は、都市部です。

 

つまり、

癌発生率の高い地域富裕層が多い地域

完全に一致したのです。

 

この頃の中国の農村部は現在よりもずっと貧しく、肉を食べることが月に一回あるかないかの非常に質素な暮らしをしている人がほとんどで、

都市部の住民しか肉を日常で食べることはできなかったのです。

 

つまり、

同じ遺伝子を持つ中国人同士でも食習慣の違いで、

これほどまでに癌の発症率に違いが現れることが分かったのです。

 

この結果は、日本が和食を食べる頻度を減らし、洋食をよく食べるようになるのに合わせて、癌の発生率が高くなる傾向と一致します。

 

このことからも、

癌の原因は

食習慣>>遺伝子

であるという決着がついた調査結果となりました。

 

みなさん、この結果を見た上で

もう一度、

前回振り返ってもらいました

昨日の食事の中での

野菜比率

を確かめて見てください。

 

それこそが、あなたが将来、

になる危険性の何よりもの確かなサインとなります。

 

日々何気なく食べている少しずつ減らしていくだけでも、

になる危険性は確実に減少していきます。

 

治療費0円癌になる危険性が減少していくんです。

 

それでも、忙しい毎日の中で

食習慣を変えていくことは難しいですよね。

そこで、

 

次回は、

その動物性タンパク質のうち、

乳癌の危険性を引き上げる食品とは何かを説明していきます。

 

特にどの食品を控えるべきかをピンポイントで

意識していくことで

無理のない範囲で癌の危険性を減らしていきましょう。

 

 

 

 

 

資料引用元

・Armstrong D, and Doll R."Environmental factors and cancer incidence and mortality in different countries, with special reference to dietary practices." Int.J.Cancer 15(1975):617-631

・平成19年 人口動態統計の概況(厚生労働省

・平成19年 国民健康・栄養調査結果の概要(厚生労働省

・Atlas of cancer mortality in the People's Republic of China.

An aid for cancer control and research

Li JYLiu BQLi GYChen ZJSun XIRong SD.