白い糖分は悪魔の誘惑
お疲れ様です。
食卓を化学するソウタロウです。
前回は
サプリメントは取るな!
野菜を丸ごと食べよう!
それこそが確実に健康になる道のりである。
というお話をしました。
これは、全ての癌をはじめとする
幅広い、生活習慣病への予防にもなるため必ず意識して
取り組んでください。
さて、では今回は
遂に、癌が唯一餌とする物の正体を
暴いていきます!
癌が唯一餌とする物
それは糖分(=炭水化物)です!
なぜ、そう言えるのか
正常な細胞はミトコンドリアという器官を使って、
糖分以外の脂質やタンパク質も養分として利用することができます。
ですが、癌細胞は遺伝子が壊れ、ミトコンドリアを使えません。
よって、糖分しか養分として利用することができないのです。
つまり、食事の中で過剰に糖分を摂取することを
避けられれば、
癌細胞だけが育ちにくい
健康な状態の体を維持することができるのです。
しかし、主食は
炭水化物=糖分でできています。
米を食べることは健康を維持する為にも絶対に必要です。
しかし、その主食にも
良い炭水化物と悪い炭水化物
の二種類に分けることができます。
ですので、主体的に主食を良い炭水化物だけを選んで行く
ことが癌予防の食事に重要な要素になっていきます。
下の図の通り、炭水化物には左の玄米に近い側に行くほど
茶色い炭水化物になり、
反対に右の白米に近い側に行くほど
白い炭水化物になっていきます。
そして、白い炭水化物になるほど、
食物繊維が含まれる量が減っていきます。
すると、癌の餌になりやすい糖分になってしまうのです。
では、なぜ食物繊維が減ると癌の餌になりやすいのでしょうか。
それについては下の図で説明いたします。
この図は炭水化物を食べた際の腸の様子を簡略して表したものです。
左の図は、食物繊維の少ない白い炭水化物を食べた際の様子で、
右の図は、食物繊維が多い茶色い炭水化物を食べた際の様子です。
左では、摂取した炭水化物が糖分としてそのまま吸収されてしまい、過剰な糖分を摂取することになってしまっています。
対して、右では過剰な糖分が食物繊維と引っ付き合うことで、適度な量の糖分だけを吸収できています。
この様に、食物繊維は体の必要以上の栄養素を便として押し流してくれる役割を果たしているのです。
癌にまで行き渡ってしまう余分な糖分を摂ることを回避できるのです。
それでは、今回の今すぐ行動パートです。
この食物繊維が豊富な茶色い炭水化物とは
玄米や全粒粉の小麦のことです。
これらは見た目ですぐに分かります。
明日からできる限り、
白くはなく、茶色い主食を摂るよう心がけましょう。
次回は
避けるべきものは乳製品だけではない、
隠れ乳製品があるということを
お話していきます。
引用資料
・National Research Council. Diet, Nutrition and Cancer. Washington, DC : National Academy Press 1982.