大豆を食べよう

お疲れ様です。

食卓を化学するソウタロウです。

 

前回は、

体温を上げ、免疫を高める野菜をご紹介しました。

 

「しかし、そこまでして肉を避けたら

タンパク質不足になって体がボロボロになってしまうのでは?」
「病気にならないまでも、肌が傷まないか心配。」

と思われるはずです。

 

そのご心配はごもっともですが、

実は日本人は、江戸時代まではベジタリアンだったのです。

 

明治になって洋食文化が入ってくる前は、

基本的にお肉を食べる習慣はありませんでした。

食べたとしても3,4月に一回のお祭りで

一切れ口にする程度でした。

 

 

そのような食習慣でも昔の人は

現代人よりも畑仕事や水汲みと

キツい作業を日々こなしていたのです。

 

粗食かもしれないけれど、しっかりとした日本人の体を作っていた

食習慣が、

和食です。

「大根ご飯とお味噌汁」の画像検索結果"

写真はお味噌汁と大根ご飯

昔は白米も高価でしたから、玄米が主食でした。

その玄米も毎日食べられる量があるわけではないので、

小松菜や大根を混ぜて嵩増しした"めし"

というものを食べていたのです。

 

"めし""お味噌汁"

実は、この写真の組み合わせこそが

最も癌をはじめとする、ありとあらゆる食習慣病を予防する

最高の献立なのです。

 

 

具体的には以下の二つの効果があります。

1. 大豆のアミノ酸と米のアミノ酸を組み合わせると人間が必要とする、

二十種類のアミノ酸をバランスよく摂れる。

2. 大豆のイソフラボンが女性ホルモンの吸収を阻止してくれる。

 

まさに、完全食

日本文化が証明した、とても健康に良い食習慣が

実は非常に身近にあったのです。

 

それでは、

今すぐ行動できるパートです。

この写真をベースに、

日々のご飯を少しづつ近づけて行ってみてください。

 

茶店に行くときにも、

カフェラテやロイヤルミルクティー

の代わりに豆乳ラテを頼むのも非常に有効です。

 

 

引用資料

・Kurzer MS, Xu X. Dietary phytoestrogens. Annu Rev Nutr 1999; 17:353-381

体を温めよう

 お疲れ様です。

食卓を化学するソウタロウです。

 

前回は

タバコやお酒を避けると同時に

動物性タンパク質の量も

バランス良く避けていこう

ということをお話しました。

 

ただ、

「肉を減らせとは言っても、限界があるよ。」

「付き合いの飲み会とかもあるんだから。」

と思われる方、

その通りです。

外食も避けられない日常で、

両方を避け続けることなんて

まず不可能です。

 

しかし、人間の体は

そんな脆弱ではありません。

日々晒される癌の危険性と戦う仕組みが

ちゃんと備わっているのです。

 

それが

免疫

です。

 

普通、この免疫は

風邪やインフルエンザと戦うイメージが強いですが、

なんと癌細胞と戦うこともしてくれるのです。

それも毎日5000個もの癌細胞の卵

癌組織になる前に倒してくれているのです!

 

この癌を未然に倒してくれる仕組みを

細胞性免疫と呼びます。

 

前回、説明いたしましたこの式において

f:id:sotaro-okuoka:20200201123453p:plain


細胞性免疫は日々摂取する

発癌性物質と動物性タンパク質のリスクを

割り算してくれる働きがあるのです。

 

よって、少々

タバコの副流煙を吸ってしまったり、

付き合いで居酒屋のお酒と唐揚げを食べてしまっても

 

細胞性免疫が元気でいてくれれば、

それを解消してくれるコッピの容量も増えてくれます。

 

今回はその、

細胞性免疫活性度

を上げて行く方法をお伝えします。

 

それは、体温をあげることです。

体温を1度あげるごとに、

免疫細胞の活性度は2倍上昇します。

 

風邪を引いて熱が出るのも、

風邪菌を免疫細胞がやっつけやすくするために、

わざと体が体温を上げているのもこれで理解できます。

 

しかし、癌細胞は風邪とは違って

常に、体の内側から湧き出てくるものです。

先ほど申し上げた通り、

毎日5000個もの癌細胞が生まれては

免疫細胞にやっつけられるを繰り返しています。

 

ですので、

癌を予防するためには

平熱を今よりも少し高くすることが大切なのです。

 

この平熱は

食べ物であげることができます。

もちろん野菜で

以下が

体温をあげる代表的な野菜です。

  • 人参
  • 南瓜
  • 玉葱
  • 大根
  • レンコン
  • ゴボウ
  • ジャガイモ
  • 自然薯
  • 玄米
  • 納豆
  • 生姜

逆に体温を下げてしまうので、たくさん食べない方が良い野菜が

  • きゅうり
  • キャベツ
  • レタス
  • ナス
  • ほうれん草
  • 小松菜
  • タケノコ
  • イカ
  • メロン
  • パイナップル

引用資料

・ココカラクラブ

冷え性対策!本当に体を温める食べ物・飲み物を見分けるコツ!

https://www.cocokarafine.co.jp/oyakudachi/health/201611188.html

 

 

 

リスク≠危険

お疲れ様です。

食卓を化学するソウタロウです。

前回は、

牛乳が乳癌の成長を助ける

という内容でした。

 

しかし、私たちは

発癌性物質

という言葉や、

癌因遺伝子

という言葉も聞いてきたはずです。

 

これらも癌の原因では無いのでしょうか?

どれを優先して避けていくべきなのでしょうか?

結局、遺伝で癌になるかならないかが決まってしまうのでは無いでしょうか?

 

答えは全て正解ではあります。

しかし、それが原因の全てではありません。

 

今や、世界中の研究医が癌について懸命に研究しており、

日々、大量の情報で溢れています。

 

その全てのどれが正しくて、どれが間違いなのかを判断することは

不可能です。

 

本質を知ってしまえば、

この情報は何のことについて言っているのかが分かり、

自分が力を入れるべきことなのかを判断することができます。

 

逆に知らなければ、

常に舞い込む情報に踊らされてしまい、

一貫した対策を行えないまま、

結局、何の努力も身につかない結果に

終わってしまいます。

 

 

そこで今回は、

日々、舞い込む癌についての膨大な情報が

私たちの体にどのような影響を与えているのかの

本質をそのままお伝えしていきます。

 

 

では早速、結論から

癌ができる危険性は以下の式から算出されます。

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いきなりこんな式を投げかけられても混乱すると思います。

順に説明してまいります。

まずは、下の水が溢れかえっているコップの写真を見ながらイメージしてもらうと

分かりやすくなります。

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ここでは、それぞれの言葉をこのように理解してください。

発癌性物質✖︎動物性タンパク質=リスク(コップに溜まる水)

細胞性免疫=コップの大きさ

 

ここで大事なのは、

リスク危険ではない

ということです。

 

私たちの日常には、不健康になるリスクで満ち溢れており、

それら全てを回避することはできません。

そこで、私たちの体はある程度のリスクを解消する仕組みが備わっているのです。

 

なので、全ての人が日々不健康になるリスクを背負っています。

ですが、だからと言って

全ての人が不健康になる危険な状態にいるわけでは無いのです。

 

不健康になる危険な状態とは、

リスクが自分の体の許容量を上回った時のことを意味します。

 

誰も、タバコを初めて吸ったその日に肺がんになる人はいません。

何年も毎日タバコを吸い、体にリスクを溜め込み、

ある日体がそのリスクを許容できなくなってしまった時、

肺がんになるのです。

 

大切なので、もう一度言います。

リスク危険違います。

日々のリスクを少なくする努力によって、

危険な状態になる日は十分に回避できるのです。

 

そして、さらに大切なのは、

癌になるリスクは

発癌性物質、単体では無いということです。

 

癌になるリスクは

発癌性物質動物性タンパク質を掛け合わせたものなのです。

 

より詳細に説明していきます。

発癌性物質=癌の卵を作る

動物性タンパク質=癌の卵を癌組織にへと成長させる

それぞれの働きを持っています。

 

つまり、

世間でよく言われている

発癌性物質

に触れるリスクをせっかく頑張って避けたとしても、

片方で日々たくさんの動物性タンパク質をたくさんとっていたら、

癌の卵は少なくなるけれども、

一度、癌の卵ができてしまうと、

毎日たっぷり与えられる動物性タンパク質を餌にして

あっという間に癌組織にへと成長してしまうんです。

 

なので、大切なのは

発癌性物質動物性タンパク質両方

減らしていくことが大切なのです。

 

では、

以上の内容から、

昨日食べた動物性タンパク質の量と

お酒や、タバコの量がそれぞれどれぐらいだったかを思い返して見てください。

その両者の量を同時にバランスよく減らしていくことが

最も効果的に癌になるリスクを減らすことに繋がります。

 

しかし、ただまだ

話きれていないことがあります。

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そう、

細胞性免疫=コップの大きさ

このコップの大きさとはなんだ?
という話です。

まだ、先ほど述べた癌のリスクを解消する仕組みについて

説明していません。

 

次回は

このリスクを解消する

コップを大きくする方法についてお話してまいります。

 

引用資料

・Youngman LD,and Campbell TC. "inhibition of aflatoxin B1-induced gamma-glutamyl transpeptidase positive(GGT+)hepatic preneoplastic foci and tumors by low protein diets:evidence that altered GGT+ foci indicate neoplastic potential."Carcinogenesis 13(1992):1607-1613.

・Dunaif GE. And Campbell TC."Dietary protein level and aflatoxin B1-induced preneoplastic hepatic lesions in the rat."J.Nutr. 117(1987):1298-1302.

・Horio F. Youngman LD, Bell RC, et al. "Thermogenesis, low-protein diets, and decreased development of AFB1-induced preneoplastic foci in rat liver."Nutr Cancer 16(1991):31-41.

・About 12% dietry protein is required to maximize growth rate, according to the National Research Council of the National Academy of Sciences.

・Subcommittee on Laboratory Animal Nutrition. Nutrient requirements of laboratory animals. Second revised edition, number 10. Washington, DC:National Academy Press, 1972.

・National Research Council. Recommended dietry allowance. Tenth edition. Washington,DC: National Academy Press, 1989.

・Schulsinger DA, Root MM, and Campbell TC. "Effect of dietary protein quality on development of aflatoxin B1-induced heatic preneoplastic lesions."J.Natil Cancer Inst.81(1989): 1241-1245.

・Youngman LD. The growth and development of aflatoxin B1-induced preneoplastic lesions, tumores, metastasis, and spontaneous tumors as they are influenced by dietry protein level, type, and intervention. ithaca, NY: Council University, Ph.D. Thesis, 1990.

牛乳が乳癌を育てる

お疲れ様です。

食卓を化学するソウタロウです。

 

前回は、

動物性タンパク質が癌の危険性をあげる

という内容をお伝えしました。

 

 

毎日の食事から動物由来の食品を減らしていく

と言っても

なかなか全てを減らしていくことは難しいですよね。

 

 

それもそのはず、

忙しくて自炊に時間をかけられなくなるほど、

外食やお弁当が増えてしまいますから、

お買い物で、動物由来の食品を回避仕切ることは

非常に難しいです。

 

食事習慣を変えていくことは

ダイエットと同じで、一気に変えていくと

絶対に長続きしません。

 

そこで今回は、

その動物性タンパク質の中でも

特に乳癌の危険性を上げる食品は何か

をお伝えします。

これを知ることで、

 

最小限の努力

効果的に乳癌の危険性回避することができます。

 

逆に、この記事を知らずに、

無鉄砲に食習慣を変えようとし、

日々の食事から全ての肉を省こうとしても

 

それは、絶対に不可能です。

 

 

継続してこそ、食事療法は初めて効果を発揮します。

なので、途中でやめてしまうと

それまでの努力は水泡に帰してしまいます。

 

今回は、その途中で投げ出してしまうことのないように

するとっておきの内容です。

 

さて、では早速結論から

 乳癌を育てるのは女性ホルモンです。

なので、女性ホルモンをたくさん含んでいる食品

を回避すれば良いのです。

 

では、女性ホルモンをたくさん含んでいる食品とは何か?

それは

牛乳

です。

 

以下のグラフは、世界各国の牛乳の消費量と乳癌の発生率の関係を

示したグラフです。

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ご覧の通り、

牛乳の消費量が多いヨーロッパ諸国ほど乳癌の発生率は高くなる

明確な傾向が見て取れます。

 

本当なのか?
と思われた方も多いと思います。

そうですよね。

なぜこうなるのかを順を追って説明いたします。

 

まず、

女性ホルモンとは二次性徴を促す働きがあります。

 

二次性徴とは、女性らしい体を作っていくことです。

この女性ホルモンは、

女性特有の卵巣、そして乳房の成長を促します。

適量だと特に問題はないのですが、

過剰摂取してしまうと、

必要以上に乳房にある細胞に「増えろ!、大きくなれ!」

という信号を送ってしまうことになります。

もし、この信号が初期の癌細胞に伝わってしまうと、

癌細胞の成長を手伝ってしまうことになるのです!

 

そして、

この牛乳に含まれている女性ホルモンの量が半端ないんです!

 

なぜなのかを

牛乳を作る、乳牛の生理周期から

説明していきます。

 

下の図は、一般的な

酪農家で飼われている乳牛の一年間のサイクルを表したものです。

 

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http://zookan.lin.gr.jp/kototen/rakuno/r122_4.htm

 

細かいところまでみなくても大丈夫です。

ここで、大事なのは

牛乳妊娠中の牛から絞られている

ということなのです。

 

もともと、人間も牛も同じ哺乳類です。

哺乳類はご存知の通り、

赤ちゃんにお乳を与え、体もそのようにできています。

なので、妊娠中の母親の体は生まれた赤ちゃんにお乳を与えるための準備をします。

その際、体内に大量の女性ホルモンを生産します。

そう、なので妊娠中の母親から搾り取られたお乳には

高濃度の女性ホルモンが含まれている

のです。

下のグラフは母牛の妊娠期間によって

牛乳の女性ホルモン濃度がどのように変化しているのかを表したグラフです。

f:id:sotaro-okuoka:20200131145501p:plain

http://kakutaclinic.life.coocan.jp/Milk-EST.htm

ご覧の通り、妊娠後半になるに連れて

牛乳に含まれる女性ホルモン濃度が急激に上昇していることが分かります。

 

さらに、恐ろしいことに

子牛が親牛になる速度は人間よりも非常に早く、

牛は人間の何倍もの速度で体が大きくなります。

故に、

牛乳に含まれる女性ホルモン濃度は人間よりも遥かに高濃度なのです。

考えれば当然です。

人間の乳房が膨らむ速度よりも、

ホルスタインの乳房が膨らむ速度の方が文字通り何倍も早いのですから。

 

そもそも、哺乳類は妊娠中に母乳を作らない体の仕組みになっているのですが、

酪農家に飼われている牛は人工授精をされることによって、

妊娠中に母乳を搾り取るという

自然の摂理に反した方法によって、

牛乳が生産されている状況にあります。

 

 

いかがでしょうか、

如何に、牛乳が乳癌にとって危険なのか

ご理解いただけたでしょうか、

牛は牛専用の母乳を

人間は人間専用の母乳を

作るように自然はできています。

 

人間の成長速度よりも何倍もの速度で成長する

牛の母乳を飲むことは、何がしかの形で体に負荷をかけていることになるのです。

 

それでは、

今すぐできる行動パートです。

また再度、改めて昨日食べた内容を振り返り、

牛乳が含まれている食品がどれほど含まれているのかを

書き上げてみてください。

 

動物由来の食品全てを減らす前に、

まずは乳製品の量を優先的に減らしていきましょう。

頑張ってください。

応援しています。

 

しかし、それでも

タバコをたくさん吸っても肺がんになる人とならない人が

いるんだから、

結局は個人の体質の問題じゃないの?
と思われる方もいらっしゃると思います。

 

その通りです。

それでも、全員が癌予防を意識した

食習慣を心がける意義が十分にある

ことを次回はご説明してまいります。

 

 

 

 

引用資料

・Ganmaa D,Wang PY,Qin LQ,Hoshi K,Sato A Is milk responsible for male reproductiove disorders?Medical Hypotheses 2001;57:510-514

・Qin LQ,Xu JY,Wang PY,Ganmaa D,Li J,Wang J,Kaneko T,Hoshi K,Shirai T,Sato A. Low-fat milk promotes the development of 7,12-dimethyl[a]benzanthracene(DMBA)-induced mammary tumors in rats. Int J Cancer 2004;1 10:491-496.

・Zhow H,Qin LQ,Tang FL,Ma DF,Wang PY,Wang Y. Effect of milk on the 7,12-dimethyl[a]-anthracene-induced mammary tumor model in rat.Food Chem Toxicol 2007;45:1868-1872

・Ganmaa D,Sato A. The possible role of female sex hormones in milk from pregnant cows in the development of breast, ovarian and corpus uteri cancers. Medical Hypothese 2005;65:1028-1037

ヒントは中華料理にあり

お疲れ様です。

食卓を化学するソウタロウです。

前回は、

お医者さんは癌を予防することはできない。

癌を予防することができるのはみなさんの食習慣しかない。

というお話をしました。

 

今回は、
癌に栄養を与えない食事

とは具体的にはどのようなものかをお話していきます。

 

もし、

初期乳癌を診断された場合

もしくは初期乳癌を診断された方にとって、

最大の不安となる要素は

施術を受ける以外に、

自力で乳癌に対処する術をお医者さんから教えてくれない

ことだと思います。

 

もし、その状況に立たされた時、

何か一つでも自力で対処できる方法があれば、

精密検査までのただ待つだけの

不安な長い時間が

少しは気が軽くなると信じています。

 

そう、

今回の記事は正に、

自力で癌予防をする唯一の方法

なのです!

 

ですので、

本当の本当に丁寧に読んでください。

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その前に、前回の復習からです。

前回貼りました上の図の通り、

癌を予防するということは、

癌に栄養を与えないということです。

 

では、まずは結論から

癌の栄養となる食べ物、それは

動物性タンパク質です。

 

動物性タンパク質を多量にとる食習慣が癌を育てる食習慣なのです。

下のグラフは、

肉や乳製品といった動物性食品

に含まれている脂質量の摂取量と乳癌で死亡した人数の相関関係を示したものです。

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動物性食品を多く食べる人ほど、

乳癌で死亡する人の数が増えてきている

ことが一目で分かります。

 

反対に植物性油の摂取量と乳癌で死亡する人の数の関係が以下の通りです。

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植物性油の摂取量と乳癌の死亡率

には何の関係もない

ことが分かります。

 

この二つのグラフから

食事に含まれる動物由来の食品こそが、
癌を成長させる原因である

という答えが導き出されます。

 

しかし…

癌の原因は遺伝子なのではという話も出てきたはずです。

たまたまアジアの人たちが癌になりにくい遺伝子を持っていて、

欧米の人だけが癌になりやすい遺伝子を持っているのではと…

 

この癌の原因を巡る論争は今から50年前から続けられています。

遺伝子派VS食習慣派

 

このどちらが正しいのかを巡って

50年前に市場最大規模の調査プロジェクトが行われました。

それが、中国全土で行われたチャイナプロジェクトでした。

1975年当時、国家首席だった周恩来が末期癌で死の淵に立っていた時、

中国共産党は癌の真の原因を探るために中国全土規模の栄養調査と癌患者との関係を調査しました。

その結果、驚くべきデータが出たのです。

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これは、中国全土で女性の癌発生率がどこで高いかを地域別に色分けした図です。

色が濃くなるほど、癌発生率が高いことを意味します。

この色が濃くなっている地域は、都市部です。

 

つまり、

癌発生率の高い地域富裕層が多い地域

完全に一致したのです。

 

この頃の中国の農村部は現在よりもずっと貧しく、肉を食べることが月に一回あるかないかの非常に質素な暮らしをしている人がほとんどで、

都市部の住民しか肉を日常で食べることはできなかったのです。

 

つまり、

同じ遺伝子を持つ中国人同士でも食習慣の違いで、

これほどまでに癌の発症率に違いが現れることが分かったのです。

 

この結果は、日本が和食を食べる頻度を減らし、洋食をよく食べるようになるのに合わせて、癌の発生率が高くなる傾向と一致します。

 

このことからも、

癌の原因は

食習慣>>遺伝子

であるという決着がついた調査結果となりました。

 

みなさん、この結果を見た上で

もう一度、

前回振り返ってもらいました

昨日の食事の中での

野菜比率

を確かめて見てください。

 

それこそが、あなたが将来、

になる危険性の何よりもの確かなサインとなります。

 

日々何気なく食べている少しずつ減らしていくだけでも、

になる危険性は確実に減少していきます。

 

治療費0円癌になる危険性が減少していくんです。

 

それでも、忙しい毎日の中で

食習慣を変えていくことは難しいですよね。

そこで、

 

次回は、

その動物性タンパク質のうち、

乳癌の危険性を引き上げる食品とは何かを説明していきます。

 

特にどの食品を控えるべきかをピンポイントで

意識していくことで

無理のない範囲で癌の危険性を減らしていきましょう。

 

 

 

 

 

資料引用元

・Armstrong D, and Doll R."Environmental factors and cancer incidence and mortality in different countries, with special reference to dietary practices." Int.J.Cancer 15(1975):617-631

・平成19年 人口動態統計の概況(厚生労働省

・平成19年 国民健康・栄養調査結果の概要(厚生労働省

・Atlas of cancer mortality in the People's Republic of China.

An aid for cancer control and research

Li JYLiu BQLi GYChen ZJSun XIRong SD.

現代医学は癌を予防できない

お疲れ様です。
食卓を化学するソウタロウです。

 

今回はお医者さんが癌に対して出来ること

についてお話いたします。

私たちが癌と戦うに当たって必ず

お世話になるお医者さん。

ですが、お医者さんも万能ではないことを

理解する必要があります。

お医者さんが癌に対してどこまで出来るのか、

お医者さんが癌に対してできないこととは何か、

 

これを知らなければ、

お医者さんに頼りきりの

癌対策になってしまうため、

 

お医者さんが対処できない

癌の要因に対して、

無防備な状態となってしまい、

 

癌発生の恐怖に苛まれ続ける人生

を送ることになってしまいます。

 

よって、お医者さんができないことは

私たち自身の努力で補完するしかないのです。

 

お医者さんが癌に対してできないことを

私たちはどうやって対処すれば良いのかを

今回はお話いたします。

 

まずはお医者さんが出来ることを

説明いたします。

お医者さんが癌に対して行う戦略は

直接攻撃し、成長する速度よりも速く死滅させること。

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これだけです。

お医者さんが行える癌に対する
攻撃方法は以下の3つがあります。

1 放射線治療

これは癌に対して強力なレーザービームを照射して
周囲の細胞もろとも焼き尽くす治療法です。

 

体にメスを入れずに癌を確実に殺すことはできますが、
どうしても照射した周囲の細胞が
火傷したような状態になってしまいます。

 

しかし、その火傷も時間が経てば自然と治ります。

 

2 抗癌剤治療

癌は突然変異した細胞なので、
健全な細胞よりも不安定な状態にあります。

 

そこに抗癌剤という細胞を不安定化させる薬剤を投与すると、
健在な細胞は頑丈なので耐えることができますが、
不安定な癌細胞は耐えることができないので、
癌細胞だけを崩壊させることができる治療法です。

 

しかし、健全な細胞が頑丈だと言っても、
抗癌剤は全身の細胞に大きな負荷がかかり、
激しい倦怠感と吐き気に襲われます。


また、脱毛が進み、

食事も取ることが負担になるので

体重も大きく減退してしまいます。

 

3 摘出手術

これは文字通り、

癌細胞を外部から直接切り出す手術です。

 

体に大きな負担をかけることなく
確実に癌を無くすことができますが、
体にメスを入れてしまうことになってしまいます。

 

 

難しい話にはなりましたが、

何よりも大切な事実は

 

お医者さんは癌を直すことができても、

お医者さんは癌を予防することができない。

 

ということなのです。

癌とは昔のゲームセンターにあったワニワニパニックと同じです。

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次々と出てくるワニを叩いていくゲーム

癌もこのワニと同じで、生きているうちに必ず発生します。

お医者さんはこのワニという癌を叩けても、

ワニが出てくるペースを遅らせることはできません。

 

乳癌でよく耳にする

乳癌予防治療という言葉がありますが、

 

これは初期の癌を小さいうちに叩いておけるように

頻繁に癌検診に来てくださいと呼びかけているだけで、

癌を予防しているわけではないのです。

 

結局のところ、お医者さんは

癌を予防することはできないのです。

 

しかし、お医者さんが癌を予防できなくても

みなさん自身が予防に向けて努力することはできます。

 

その方法は第二の戦略

癌細胞に供給される養分の流れを断ち切り、
兵糧攻めにすること。

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この戦略に本質があります。

 

これもすでに癌が発生してしまっているじゃないか!?

と思われるかもしれませんが、

 

実は、癌には卵の状態があるのです。

つまり、

 

まだ癌になりきらない卵の状態から
兵糧攻めにしてやれば良いのです。

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この癌の卵を兵糧攻め出来るのは、
お医者さんではなく

みなさん自身しかできないことなのです。

 

なぜならこの兵糧攻めとは

正しく、みなさんの日常の食習慣そのもの

だからです。

 

癌を予防するとは

日々、みなさんの体にとって正しい食事を摂る

ことです。

 

 

癌を直せるお医者さんがいても、

それを予防する対策をしなくては、

せっかく体に負担をかけ

苦しい思いをして治療した後も、

 

ずっと死ぬまで

癌再発の恐怖に苛まれることになります。 

 

不安、悩みに対抗出来る策はただ一つ。

原因を無くす努力をし続けることです。

 

そのためにも今すぐに

食習慣を振り返り、

癌予防の準備を進める必要があります。

 

では具体的な話を進めます。

自分自身の食習慣を知る術として
以下の3ステップがあります。

 

ステップ①

昨日何を食べたのかを思い出して書き出してください。

 

ステップ②

・炭水化物

・肉

・野菜

をそれぞれどれぐらい食べたかを分類してください。

 

ステップ③

以上のことを一週間分遡って

自分が炭水化物、肉、野菜を

どれくらいの比率で摂っているのか

の傾向を振り返ってください。

 

その傾向こそが

貴方が癌になりやすいかどうかが

分かる、何よりものヒントになります。

 

明日、貴方の体の中にある癌の卵が
孵ってもおかしくありません!


今週の食習慣を振り返ってみましょう!

以下のリンクが振り返りにとても使いやすくてオススメです。
https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/exp/diagnosis/check.html

 

では、具体的にどのような食習慣が

癌になりやすく、

自分の食習慣をどのような方向に

改善していけばいいでしょうか。

 

次回は、

癌になりやすい食習慣と

癌になりにくい食習慣それぞれを 

かつて行われた世界最大規模の栄養調査実験から

ご説明して行きます。

 

 

 

 

そもそも癌とは何者か?

お疲れ様です。
食卓を化学するソウタロウです。

 

 

今回は実際に癌を倒すための二つの戦略についてお話いたします。

まずは、物事に対処するために先人の教えから学びましょう。

 

 

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」

この言葉は古代中国の天才軍師である孫子の言葉で、

敵のことをよく知り、自分のことをよく理解している者は絶対に戦いに負けない。

という意味です。

 

今後一生、私たちは癌という恐ろしい敵と戦わなくてはいけません。

健康に人生を謳歌するとは癌との戦いに勝ち続けると言っても過言ではないのです。

そのためにもまずは敵である癌についてよく知り、

そして自分の生活習慣をよく理解していくことが

これからの豊かな人生の基礎となっていきます。

 

 

それでは癌とは一体何でしょうか。

実は、前の記事でお見せしましたグラフに出てくる癌は正式名称ではありません。

癌の正式名称は悪性新生物です。

「癌 イラスト」の画像検索結果"

 

悪性新生物。ますます恐ろしい名前に聞こえてきますね。

しかし、この悪性新生物という名前は癌の性質をよく表しています。

 

自分自身の一部だった細胞が反乱を起こし、別の生物として活動を始める。

これが癌の始まりです。

 

反乱を起こした細胞、もとい癌は周囲に細い血管を網の目のように伸ばしていき、周囲から大量の栄養を略奪しながら自身を増殖させていきます。

 

患者はみるみるうちに弱っていく一方で、癌はますます強くなっていく。

その様子はまさに寄生虫に全ての養分を吸い取られているかのようです。

 

 

この癌を攻め滅ぼす方法は2つあります。

一つが

直接攻撃し、成長する速度よりも速く死滅させること。

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もう一つが

癌細胞に供給される養分の流れを断ち切り、兵糧攻めにすること。

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この2つの戦略、

実はお医者さんは両方とも対処できるわけではないのです。 

 

お医者さんには決められた範囲の責任とそれを果たす知識しか持っていないので、

 

範囲外の戦略はみなさんの個人責任となります。 

 

どこからどこまでがお医者さんの責任で、どこからがみなさんが果たすべき戦いなのかを知るのと知らないだけでは、

実際に癌になった時の心持ちは雲泥の差となるのは明らかでしょう。

 

それでは次は、今行われている医師による癌治療は上記のどちらの戦略をとっているのか、そして医師は一体どこまでのことができているのかについて説明していきます。